2006 後期(院生向け)理論言語学特論 II

ここに連絡事項を掲載することがありますので、関係者はときどきチェックするようにしてください。

講義題目

 言語理論と統語論

授業目的

 この授業の目標は、優れた論文を読み込むことによって、生成文法の基本的な考え方や全体像をつかんでもらうことである。ここで紹介する考え方は、言語学のそれぞれの専門領域に共通していることだと思うので、統語論を専門とする学生でなくても、取り組んでほしいと考えている。

授業の進め方について

 授業で教材とする論文は、下の表の通り。各論文に3回ずつの授業時間を割り当てる。
初回
予習課題:前日 17:00 までに、この授業用の掲示板に質問を書き込む。
上山がその内容を説明する。
2回目
予習課題:前日 17:00 までに、この授業用の掲示板に質問を書き込む。
担当者がハンドアウトを作成して、内容をプレゼンテーションする。(ハンドアウトは、上山とよく相談の上、準備し、<保存版>を目指す。)
復習課題:内容に関する「簡単な」quiz を出題するので、各自、考えてくる。
3回目
復習課題についての議論を全員で行う。
担当者(プレゼンテーションの担当者とは別。2人?)が abstract を書いてきて、それについて、上山がコメントし、全員で議論する。

単位の認定について

  • 単位は、(i) 予習課題、(ii) プレゼンテーション・abstract、(iii) 授業への参加度に基づいて判定する。

授業内容

(更新日:2009.06.26)
第1回 2006.10.05.
テキスト Reinhart, Tanya (1983b) "Coreference and Bound Anaphora: a Restatement of the Anaphora Questions," Linguistics and Philosophy 6, pp.47-88.
授業 上山による講義
第2回 2006.10.12.
テキスト Reinhart, Tanya (1983b) "Coreference and Bound Anaphora: a Restatement of the Anaphora Questions," Linguistics and Philosophy 6, pp.47-88.
授業 学生によるプレゼンテーション
第3回 2006.10.19.
テキスト (Hoji先生の集中講義)
第4回 2006.10.26.
テキスト Lasnik, Howard (1976) "Remarks on Coreference," Linguistic Analysis 2, pp.1-22.
授業 学生によるプレゼンテーション
第5回 2006.11.02.
テキスト Reinhart, Tanya (1983b) "Coreference and Bound Anaphora: a Restatement of the Anaphora Questions," Linguistics and Philosophy 6, pp.47-88.
授業 復習&議論
第6回 2006.11.09.
テキスト Lebeaux, David (1990) "Relative Clauses, Licensing, and the Nature of the Derivation," NELS 20-2, pp.318-332.
授業 上山による講義
第7回 2006.11.30.
テキスト Lebeaux, David (1990) "Relative Clauses, Licensing, and the Nature of the Derivation," NELS 20-2, pp.318-332.
授業 学生によるプレゼンテーション
第8回 2006.12.07.
テキスト Lebeaux, David (1990) "Relative Clauses, Licensing, and the Nature of the Derivation," NELS 20-2, pp.318-332.
授業 復習&議論
第9回 2006.12.14.
テキスト Fox, Danny (1999) "Reconstruction, binding theory, and the interpretation of chains," Linguistic Inquiry 30-2, 157-197.
授業 上山による講義
第10回 2006.12.21.
テキスト Fox, Danny (1999) "Reconstruction, binding theory, and the interpretation of chains," Linguistic Inquiry 30-2, 157-197.
授業 学生によるプレゼンテーション
第11回 2007.01.11.
テキスト Fox, Danny (1999) "Reconstruction, binding theory, and the interpretation of chains," Linguistic Inquiry 30-2, 157-197.
授業 復習&議論
第12回 2007.01.18.
テキスト Hoji, Hajime (1998) "Null Object and Sloppy Identity in Japanese," Linguistic Inquiry 29-1, pp.127-152.
授業 学生によるプレゼンテーション
第13回 2007.01.25.
テキスト Hoji, Hajime (1998) "Null Object and Sloppy Identity in Japanese," Linguistic Inquiry 29-1, pp.127-152.
授業 復習&議論