2004 前期(院生向け)理論言語学特論 I

ここに連絡事項を掲載することがありますので、関係者はときどきチェックするようにしてください。
2004.7.2.
 恒例の授業評価よろしくお願いします。
2004.6.10.
 以前から言っていたように、7月8日(木)は集中講義で共同演習室が使えないので、その日は 304 で授業をすることになりました。

■ 講義題目:統語論研究のための形式意味論入門

■ 授業目的

 この授業では、意味論の基本的な概念を説明し、統語論との関わりについて理解を深めることを目標とする。教科書として
  Heim, Irene, & Angelika Kratzer (1998) Semantics in Generative Grammar, Blackwell
を用い、ほぼ毎回、練習問題の宿題を出す予定。

■ 授業の進め方について
  • 授業の開始時に、宿題の解説と議論を行う。
  • 授業では、ハンドアウトを渡す。なるべく教科書の該当ページを示すようにしておくので、各自の段階に応じて、教科書を活用してほしい。
  • 授業内容の一覧は、下の表に示している通り。

■ 宿題について
  • 授業の中で、宿題とする練習問題を指定する。
  • 授業ごとに、宿題の担当者を決めておく。
  • 授業の参加者は全員、宿題に取り組み、日曜日中に(≒月曜日の活動時間までに)指定されたメールアドレスに宿題を送付する。メールの件名は「Semantics-##」、添付ファイルがある場合にはそのファイル名は「Semantics-##-自分の名前」。なお、下の表において送付先が指定されているが、すべて @ の前後の [ ] を取り除いたものがメールアドレスとなる。
  • 担当者は、上山と相談しながら、その宿題の「模範解答」を作成する。
  • 担当者は、各参加者から提出された宿題をざっと見て、確認/議論した方がよさそうな点をピックアップする。

■ 単位の認定について
  • 学期末レポートや学期末試験は課さない。
  • 単位は、(i) 宿題、(ii) 担当の際のやりとり、(iii) 授業への参加度に基づいて判定する。

授業内容

(更新日:2009.06.26)
第1回 2004.04.15.
取り上げる内容 意味論の位置づけ, 真理条件, 外延による意味論 (chapter 1)
テキスト ハンドアウト pp.1-4
宿題と送付先
H&K pp.9-10: Exercise
送付先:semantics1[@]gges.xyz
第2回 2004.04.22.
取り上げる内容 compositionality, function application, type theory (chapter 2)
テキスト ハンドアウト pp.5-7
宿題と送付先 (提出期限は 4/29)
[宿題 3.2] [宿題 3.3]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
[宿題 3.5.A]
送付先:semantics2[@]gges.xyz
第3回 2004.05.06.
取り上げる内容 樹形図と意味の対応, 修飾関係 (chapter 2,4)
テキスト ハンドアウト pp.7-11
宿題と送付先
[宿題 3.5.B][宿題 4.1]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
第4回 2004.05.13.
取り上げる内容 修飾関係 (chapter 4)
テキスト ハンドアウト pp.11-12
宿題と送付先
[宿題 4.2]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
第5回 2004.05.20.
取り上げる内容 関係節, 変項, λ関数(chapter 5)
テキスト ハンドアウト pp.12-16
宿題と送付先
[宿題 4.4][宿題 4.5.A]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
第6回 2004.05.27.
取り上げる内容 ここまでの復習
テキスト 新たに配った「補遺」を中心にして、今までのところの復習。ハンドアウトで該当する新しい部分は pp.16-17
宿題と送付先
[宿題 4.5.B]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
第7回 2004.06.03.
取り上げる内容 λ-abstraction (chapter 5)
テキスト 2回分の宿題の解説 ハンドアウト pp.17-19
宿題と送付先
[宿題 4.6]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
第8回 2004.06.10.
取り上げる内容 名詞句の意味, nonreferential expressions (chapter 6)
テキスト ハンドアウト pp.19-23 
宿題と送付先
[宿題 5.1]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
[宿題 5.2.A][宿題 5.2.B]
送付先:semantics2[@]gges.xyz
第9回 2004.06.17.
取り上げる内容 quantification, QR approach(chapter 7)
テキスト ハンドアウト pp.23-26 
宿題と送付先
[宿題 5.2.C]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
[宿題 6.1]
送付先:semantics2[@]gges.xyz
第10回 2004.06.24.
取り上げる内容 non-QR approach の限界 (chapter 7)
テキスト ハンドアウト pp.26-29 
宿題と送付先
[宿題 6.2.A][宿題 6.2.B][宿題 6.3.A]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
[宿題 6.3.B]
送付先:semantics2[@]gges.xyz
[宿題 6.4][宿題 6.5.A][宿題 6.5.B]
送付先:semantics3[@]gges.xyz
第11回 2004.07.01.
取り上げる内容 QR の位置づけ (chapter 8)
テキスト (ハンドアウト pp.29-32) 
宿題と送付先
[宿題 6.6.2][宿題 6.6.4]
送付先:semantics1[@]gges.xyz
[宿題 6.6.5]
送付先:semantics2[@]gges.xyz
第12回 2004.07.08.
取り上げる内容 QR の位置づけ (chapter 8)
テキスト ハンドアウト pp.29-34